京浜急行電鉄(京急)は、おトクなきっぷ「よこすか満喫きっぷ」の利用エリアを拡大するなどリニューアルを行い、同時にデジタル版の発売を開始しました。
電車・バスの乗車券、ご当地グルメが楽しめる「食べる券」、そしてアクティビティで利用できる「遊ぶ券」がセットになっており、神奈川県横須賀エリアへの手軽な日帰り旅行に便利です。年間約3万人が利用している人気のきっぷとのことですが、横須賀の魅力をより体験してもらえるよう2022年4月1日(金)にリニューアルが実施されました。
京急線が乗り放題となるフリー区間がリニューアルにより横須賀市内全域(追浜駅〜浦賀駅間および堀ノ内駅〜津久井浜駅間)へと拡大されるとともに、京急バスのフリー区間にも久里浜エリアが追加されます(フリー区間の路線図は下図を参照)。
「食べる券」の対象店舗には横須賀の新たなランドマーク「Coaska Bayside Stores(コースカ ベイサイド ストアーズ)」の店舗などが追加され、よこすか海軍カレー、ヨコスカネイビーバーガー、久里浜エリアの海鮮など選択の幅が広がります。「遊ぶ券」は猿島ガイドツアー、東京湾フェリー遊覧乗船、久里浜エリアの入浴施設利用、津久井浜観光農園の収穫体験などの体感型コンテンツでも新たに利用可能となります。
リニューアルに合わせ、スマートフォンで利用できる「デジタルよこすか満喫きっぷ」が観光型MaaS(Mobility as a Service)「三浦COCOON」で2022年4月1日(金)から発売されます。駅で並ぶことなくクレジットカードにより事前購入ができ、アクティビティや見どころ紹介を参考にしながらスマートフォン一つで観光を楽しむことができます。現地での移動には、さまざまな交通手段を組み合わせて経路検索できる機能も活用できます。2021年10月〜2022年1月まで観光庁の補助事業により実証実験として発売されていましたが、今回からは通年での発売となります。
なお、今回のリニューアルに合わせて従来の磁気乗車券版の発売額が値上げとなっています。一方で、デジタル版の発売額は磁気券より20〜100円おトクに設定されています。京急は、「三浦COCOON」を活用してその他のおトクなきっぷについても順次リニューアルやデジタル化を図っていくとコメントしています。